【 熊に合ったらどうするか ? 】 【更新日-2008-10-03-金曜日】 【 熊に合ったらどうするか ? 】 新聞やTVやNETのニュースでは、ここ何年か熊と人間とで壮絶な戦いが続いているようですが、私たちは人事の様に思えなく、自分達が遭遇した時の対処方法を知っているようで、知らないと言う誠に中途半端な考えしか持ち合わせて居ませんでした。過去に熊と遭遇することが自分には絶対無いことだと思っていました。しかし、野鳥写真を山奥に撮りに行く機会が段々多く成って来ました。熊と遭遇するチャンスが多く成ってきたと言うことですね、私もその時の事態にジタバタしないように、今から覚悟だけは胸の中に用意して置こうかなと思い今回の記事を紹介します。 先日も、他県の山で二人が熊と遭遇し軽傷を負ったそうだ、男性が腕を噛まれたとき、熊を投げ飛ばしたそうだ。このニュースは、うる覚えですが凄い人がいるもんだ!! 私なら一目散に逃げるか、死んだ振りをするか、うぅぅ・・それも嫌だし・・^^; どう考えても勝ち目はなさそうだ。 聞いた話ですが、熊は時速40Kmで走れるそうだ。凹凸の山道で自動車で逃げても40Kmで走れますかね? やっぱり遭遇しないように願いながら野鳥写真を撮りに行くしか手が無さそうですね。熊ちゃん俺の前に出てくるなよ!! 上記の写真を撮った人に拍手ですよね。相当近いと思いますね。フラッシュを焚いていると思いますが、届く範囲ですから近いですね。凄い!! 今回は、奥多摩ツキノワグマ研究グループさんの研究成果を抜粋とリンクをさせていただきました。 奥多摩ツキノワグマ研究グループさんから2008-10-03日に掲載許可を得ています。奥多摩ツキノワグマ研究グループの方々有り難うございます。野生動物と奥多摩関係のホームページへのリンクは、国内のくま(動物)の研究の賜物のHPをリンクしてあります。海外もリンクして居るようです。興味の有る方は一度覗いてみてください。熊のグッズが私には一番目につきました。なぜか熊のグッズは皆オシャレですよね。^_^
【以下 奥多摩ツキノワグマ研究グループより 抜粋】 ※クマに会う状況として,1)地域に生活する人がその生活空間周辺で会う場合,2)登山者・キャンパー・釣り人など,レクレーションに訪れた人たちが会う場合に分けられます.それぞれに原因と対策法は異なりますが,ここでは後者の2)について説明します.また以下の話はクマ類一般に共通する部分も含みますが,ここでは「奥多摩のツキノワグマ」について話を進めます.
1.クマに会わない努力をする さらに,今自分がツキノワグマの生活空間に入っているのだという自覚を常に持つことも必要です.自覚を持てば,山の歩き方も変わってくるはずです.奥多摩は東京の近郊にあるため,気軽に入山する人が多いのですが,ツキノワグマの生息を知らない人が大部分なのは残念です.
2.クマを呼び寄せないための努力をする
3.クマに会ったときのことをイメージしながら歩く
4.それでもクマに出会ってしまったら 出会い頭にばったりクマと出会ってしまったら,クマはすぐに攻撃してくるかも知れません.しかし多くの場合,それでもクマは人間を攻撃せず逃げていくようです.もしクマが立ち止まっていたら,慌てて後ろを向いて逃げ出したりせずに,クマに向き合ったままゆっくりと後退していくのが有効なようです.決して急激な動作をしてはいけません.クマの攻撃の引き金となりかねません. 山道で子グマを見つけたとしても,ぜったいに近づいたり,ましてや捕まえようとしてはいけません.必ず近くには母親がいるはずです.母親は子グマに危害を加える可能性のあるものに,攻撃してきます.
5.クマが攻撃してきたら また,腹這いになってクマの攻撃をやり過ごす方法もあります.この場合,両手を首筋の後ろでがっしりと組み,またその両jひじで顔面側部を保護します.背中は多くの場合ザックで保護されているはずです.こうして体の急所を出きる限りカバーして,最初の一撃を耐えます.ツキノワグマの攻撃は,ほとんどの例では最初の一撃で終わり,その後人間から逃げていくようです.また逆の方法ですが,鉈やナイフを携帯していれば,あくまでクマを撃退する意志を示すことも,場合によっては有効という報告もあります.
6.誰にクマのことを知らせたら良いのか 目撃だけにとどまった場合は,まずその幸運に感謝しましょう.襲われなかったということではなく,自然の中で野生のクマを見ることができたということにです.そしてできれば,例えば奥多摩ビジターセンターのような機関に,その詳細を連絡しましょう.公園利用者に対しての,適切な情報提供が期待できます.もちろん私たち研究グループ宛にも併せて詳細のメールを送っていただければ嬉しい限りです. 山中や林道でクマをただ見ただけで,危険だから駆除をしろと,警察署に連絡してくる人がけっこういるそうです.警察としても通報があれば放置しておくわけにもいかず,苦慮しているようです.山にクマがいるのはあたりまえで,それが自然の健全な姿なのだという意識を我々が持つことが必要なのではないでしょうか.
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